reGretGirl×Laughing Hick 親和性の高い両者が、素晴らしき化学反応を起こした夜『Grasshopper vol.25』ライブレポート
ホリウチコウタ(vo/g)、あかり(b)、たいち(ds)の3人がステージに姿を現すや否や、会場中から大きな歓声が上がり、一気に高まる熱気。そんな期待感に応えるべく、クズさを赤裸々に綴ったいかにも彼ららしい「愛してるって」を強烈に響かせていき、3ピースらしいすっきりさがありながらも薄さは感じさせないサウンドで、いきなりフロアをグッと持っていく。
Laughing Hick
ホリウチが「行こうぜ!」と声を上げてから放ったダンサブルなポップチューン「ホンネ」では、あかりも飛び跳ね、ステージ上の躍動感が凄まじい。落とすところはしっかり落とす曲展開も絶妙で、響き方もドラマティックだ。
ホリウチコウタ(vo/g)
全員で最高の空間を作っていこうと問いかけ、「あなたの世界が今よりも少しだけ色づくように」とホリウチが口にして始めたのが「モノクロセカイ」。寄り添いながら、支えになる曲だからこそのバランスも良く、淡々としながらも力強く音を紡いでいく。その余韻を残しつつ、続けることによって観客の集中度がより高まったスローナンバー「さよなら恋人、おかえり恋心」も鮮やかに響いていた。
初めてのライブハウス、初めてのイベント、初めてのreGretGirlとのツーマンということで改めて喜びを爆発させつつ、たいちがカラオケに行ったら必ずreGretGirlを歌うという秘話を披露した後、”踊れるナンバーを”と投下したのが「休憩と宿泊」。