reGretGirl×Laughing Hick 親和性の高い両者が、素晴らしき化学反応を起こした夜『Grasshopper vol.25』ライブレポート
とこぼすほどの温度になっていく。
ここで改めてイベントへの謝辞を述べた後、「8月2日、今日はここは渋谷/Laughing HickとGrasshopper/愛し合いたくて会いに来ました/どうすか、調子?/行けますか、渋谷?」と平部がフリースタイル的口上を決めて始まったのが「ギブとテイク」。ソリッドなギターリフ、しっかり低音も効かせながらフロア全体を持ち上げるパワーがいい。観客もそのグルーヴに身を任せて踊り、さらなる盛り上がりを見せていく。
平部雅洋(vo/g)
いいビート感で前田のフレーズも際立つ「テレフォン」、振り切ることができない失恋を歌い、その後悔や女々しさが心に響く「二色浜」を続けた後、ライブを引き締める存在にもなっていたのが「ダレヨリ」だった。「簡単でホントに単純で、すごくすごくシンプルな思いを」と平部がつぶやき、決して叶わぬ片思いを歌い上げていく。まっすぐにフロアを見つめながら真摯に紡ぐ言葉と音、その深みが思いの大きさを表しているようでもあり、強い感銘を受けるのだ。
そして、もはやアンセムとなっている「tear」を始まる前に、「最近、すげえ凹むことが多くて。
思い通りに毎日っていけへんやん。