くらし情報『エロティック、グロテスク、ミステリアス……人の心を惹きつける 「あやしい」絵画表現を紹介する『あやしい絵展』をレポート!』

エロティック、グロテスク、ミステリアス……人の心を惹きつける 「あやしい」絵画表現を紹介する『あやしい絵展』をレポート!

島成園《無題》1918年


妖艶であったり、グロテスクであったり、ときにはエロティックであったりと、心に不穏なさざ波を立たせる絵を集めた展覧会『あやしい絵展』が、東京国立近代美術館で開催されている。人々の心を引きつける「あやしさ」の魅力とはどのようなものだろうか?

この世には、単なる「美しさ」という言葉だけでは語れない美術作品が数多くある。同展はそのような作品のなかから「あやしい」という概念に着目。幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などからあやしい作品を取り上げ、紹介していくものだ。


エロティック、グロテスク、ミステリアス……人の心を惹きつける 「あやしい」絵画表現を紹介する『あやしい絵展』をレポート!


展示会場冒頭で展示されているのは生人形(いきにんぎょう)。幕末から明治期にかけて、主に見世物小屋のコンテンツの一つとして制作されていたリアリティあふれる人形だ。展示されている安本亀八の《白滝姫》も、憂いのある表情が人々をひきつけている。このほか、1章の「プロローグ 激動の時代を生き抜くためのパワーをもとめて」では、幕末〜明治時代に描かれた「無残絵」なども展示されている。

エロティック、グロテスク、ミステリアス……人の心を惹きつける 「あやしい」絵画表現を紹介する『あやしい絵展』をレポート!

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安本亀八《白滝姫》1895年頃
続く第2章「花開く個性とうずまく欲望のあらわれ」では明治から大正の「あやしい」絵が立て続けに紹介される。

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