2023年5月23日 12:00
【対談:岸谷香×スガ シカオ】「こんなイカした同級生はいないよ」
情熱をキープしようとすると、大変だから。
スガ無理しないのが良かったですかね。
岸谷そうそう。音楽に切迫したものを感じてなかったから、再び、情熱を燃やせたのかなと思います。辛かったことが一個もないうちに、さっさと辞めちゃったし(笑)。
スガそこにこだわってないところが、すごいですね。思い切りがいいというか、潔いというか。
岸谷生きていくために音楽をやるのではなくて、好きで音楽をやっていて、結婚して、子供が生まれたら、そっちのほうが大変じゃないかってことになったので。
スガなるほどねぇ。
岸谷おかげで音楽の世界に戻ってきたら、“え、世の中ってこんななってんの?”みたいな(笑)。驚きましたけど、だから新鮮な気持ちでやれているんだと思います。
――スガさんは、音楽への情熱に関しては、いかがですか?インディーズでの活動期間があったり、“HITORI SUGAR”ということで弾き語りツアーをやったり、自らのスタイルを刷新しながらアグレッシヴな音楽活動を展開しているという印象を受けます。
スガ僕は人生の立ち位置みたいなものが、あまり変わっていないから、そのまま来ている感じがしますね。