銀杏BOYZ、10カ月にわたる弾き語りツアー最終日をレポート ゲストのTOMOVSKYを迎えて47都道府県完走!
TOMOVSKY
さらに、「歌う 58歳」もオーディエンスに歌わせたり、19年前に設えた自分の仕事部屋に初めて来た人は峯田君だったことを急に思い出したから、歌にしました──と、「ミネタ君がこの部屋の最初のお客様」というワンフレーズだけで終わる歌を披露したり、6曲目の「夜中一度風が止まる」を終えたところで、「大事な2曲を飛ばしていた!」と報告してから(言わなきゃ誰にもわからないのに)その2曲=「日本酒雨割り」と「夏のアリは早歩き」を歌ったり、その後者の「夏のアリは早歩き」は、某大物アーティストの某有名曲とまったく同じメロディだったり──と、いつもどおりの自由にも程があるパフォーマンスで、オーディエンスを魅了する。
11曲目は「峯田君、日本一周おめでとう!」という叫びから始まった「我に返るスキマを埋めろ」。サビでオーディエンスとの掛け合いが見事に決まり、極めていい空気感で曲は終盤に向かう。そしてもう一度「歌う 58歳」を歌い、最後にギターをかき鳴らしながらスマホを出して時間を確認し、「ジャスト!」という叫びで曲を締め、持ち時間をぴったり使い切ったトモさんであった。
銀杏BOYZのステージは、「新訳 銀河鉄道の夜」