ミオヤマザキ、最新傑作『Alive』で示したターニングポイント「今まで以上にいろんなことをやっていく」
も好きだし。私って全部好きなんですよ。
——そりゃ、そうですよねえ。
mio選べないなあ。アルバムとしては、タイトルが今回『Alive』という通り、生きている時に感じたいことを詰め込みました。いつもそうなんだけど、今回はコロナもあって特に。あ、「いまどうしてる?」も好きだ。コロナ禍になって、ファンに会えなくなった一番最初に出した新曲なので。
こんなに会えないことが辛いのかって。思いが一番込められているかも。
——変化を感じたりはありましたか?
mioライブがなかなか出来ない1年になったけど、自分と向き合える1年になったのかもしれない。私は、それは良かったのかなって。もちろん、日々の生活で刺激がある歌詞は出てくるんですけど、今回に限っては新しい面の優しい言葉が出てきたというか。すごくよかったなと。
——具体的にはどの辺?
mio「いまどうしてる?」でいうと“いつかっていう言葉は嫌いだったんだけど、嫌いだった言葉でさえも信じてみたい”という歌詞だったり、「ぴえん」だったら“生きているだけで偉いんだよ”って歌詞とか。「メンヘラ幸福論」だったら、メンヘラって悪いイメージ持たれがちだけど、でも“傷ついたことがたくさんあるからこそ優しくなれるし、私たちだって幸せになれるよね”って歌ですね。