2023年3月14日 18:00
【ライブレポート】銀杏BOYZ、18年ぶりの地元・山形公演『山形のロック好きの集まり2023』コロナ禍での延期・中止を経てついに決行
昨年3月のツアーより取り入れられたスタイルだが、今回は昨年秋の中野サンプラザでの公演同様、前半のアコースティックアレンジでの演奏を「第一部」、後半の従来通りのバンドスタイルでの演奏を「第二部」とする構成のようだ。
ただし、「アコースティック」といっても、峯田のみの弾き語りは1曲目の「人間」のみで、2曲目の「NO FUTURE NO CRY」の中盤より、いつものバンドメンバーが楽曲に参加。以降、銀杏BOYZの数々の名曲を、バンドメンバー全員によってアコースティックアレンジで次々に演奏した。
「こんな感じだったってことを思い出した」
3曲目の「YOU & I VS.THE WORLD」直後のMCで峯田は「こんな感じだったってことを思い出した」と唐突に語った。来場者からの歓声、怒号、楽曲に合わせた合唱のことだ。
コロナ禍の3年間、銀杏BOYZは複数のライブを実施したが、いずれも無歓声だったことから、峯田は複雑な思いを抱いていたという。峯田は常々、「銀杏BOYZのライブは、お客さんの歓声や怒号も含めてのもの」と語っており、それが3年経ってようやく復活し「こんな感じ」を思い出したというわけである。