『きかんしゃトーマス』が長く愛される理由は? 誕生から最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』までを辿る
日本でも1973年にポプラ社から初めて翻訳本が出版され、昨年12月に26巻全て新装版で出版されるほど、日本でも愛され続けている絵本となっている。
1984年:ジオラマ人形劇がスタート
1984年より、鉄道模型やジオラマを用いた人形劇『きかんしゃトーマスとなかまたち』がイギリスで放送スタート。その後もイギリスのみならずヨーロッパ各地やオーストラリア、アメリカ、アフリカなど世界中の子供たちの心を捉え、現在では世界180以上の地域・55の言語による放映が行われている。
日本では1990年よりフジテレビ系の子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』内のコーナードラマとして放送を開始。戸田恵子の明るいトーマスの声と、穏やかな森本レオのナレーションが印象的で、番組内でも特に人気なコーナーとして本作の名が一気に広まった。2000年にはシリーズ初の劇場長編映画として、人形劇と俳優陣による生の演技を組み合わせて制作された『きかんしゃトーマス 魔法の線路』が公開。日本でも多くの観客が劇場へ押し寄せ、上映期間が延長されるほどだった。
2010年~現在:フル3DCGアニメへ一新、ハリウッド進出?
シリーズでは、2000年台後半から機関車の表情など部分的にCGが取り入れられ始め、2009 年製作の第13シリーズから遂にフル3DCGへ一新。