《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020》閉幕。授賞式は女性監督の躍進を印象付ける結果に
その中で審査員の澤田氏は映画祭についても触れ「いま商業的にいうとイベント性をもたない映画は公開さえ難しくなってきている。そういう状況の中で、映画祭は、シンプルに映画を映画としてみせる可能性を残している。そのことを今回の開催では実感した。この映画祭が末永く続いていくことを望む」とメッセージを寄せた。
そういう意味で、今年の《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020》は、改めて映画祭の存在意義を示す開催になったといっていいかもしれない。
なお受賞結果は以下の通りになる。
<国際コンペティション>
最優秀作品賞:『願い』監督:マリア・セーダル
監督賞/審査員特別賞:『ザ・ペンシル』監督:ナタリア・ナザロワ
観客賞:『南スーダンの闇と光』.監督:ベン・ローレンス
<国内コンペティション>
SKIPシティアワード:『写真の女』監督:串田壮史
<国内コンペティション>
優秀作品賞[長編部門]:『コントラ』監督:アンシュル・チョウハン
優秀作品賞[短編部門]:『stay』監督:藤田直哉
観客賞[長編部門]:『コーンフレーク』監督:磯部鉄平
観客賞[短編部門]:『ムイト・プラゼール』監督:朴正一
取材・文:水上賢治
《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020》
詳細は https://www.skipcity-dcf.jp/