2022年9月7日 07:00
加藤和樹、初の本格コメディ挑戦! 真面目な弁護士ポールは「やればやるほど自分と似ている」
撮影:You Ishii
“喜劇の王様”と呼ばれ、日本でも根強い人気を誇る劇作家ニール・サイモン。1963年に初演された彼の初期の傑作にして、ロバート・レッドフォード&ジェーン・フォンダ主演で映画化もされた『裸足で散歩』が加藤和樹、高田夏帆、本間ひとし、松尾貴史、戸田恵子の出演で上演される。舞台は真冬のニューヨーク。新居のアパートにやってきたポールとコリーの新婚カップルだが、住人はちょっと風変りだし、天窓からは雪が降りこんでいるし、なんといっても最上階の彼らの部屋まで昇る手段は階段しかない。コリーはこの部屋を楽しんでいるようだが真面目なポールは馴染めずにいて……。日常と地続きのキュートなこのラブコメディで、真面目な新米弁護士・ポールを演じるのは加藤和樹。意外にも“コメディ”と銘打つ作品への出演が初めてだという彼に、作品の魅力などを聞いた。
コメディをやっているぞという感覚はない
――コメディは、お好きですか?
舞台作品はそんなに見ていないですがコメディ全般は好きです。なかなかお話がないので、挑戦してみたいとはずっと思っていました。
――具体的に好きな作品や作家はありますか?
三谷幸喜さんの映像作品もよく観ていますが、舞台では福田雄一さんの作品を数多く観ています。