2022年1月31日 12:30
RADWIMPS、全国ツアー幕張公演オフィシャルレポ到着「ここで今日会えたから次の楽しみがまた増えた」
Photo by Takeshi Yao
RADWIMPSを自由な音楽集団としてのバンドたらしめるタフネスというものを、どこまでもポジティブかつダイナミックに体現したツアーだった。未だコロナウイルスの猛威に脅かされ続ける時代に生きているということに対しても、そう。
バンドの内部事情としては、ギターの桑原彰がプライベートで生じた問題から無期限の活動休止中にあり今回のツアーに参加できないという危機もあった。しかし、彼の不在を穴として埋めるのではなく──2015年9月にドラムの山口智史が持病により活動休止せざるを得なくなり、それ以降のライブをツインドラムで臨むことを選んだあのときのように──今回もRADWIMPSはTAIKING(Suchmos)と沙田瑞紀(miida)という2人のサポートギターを迎えたまったく新しい編成をもって七転び八起き、堅忍不抜のマインドで音楽とともに前へ進んでいく覚悟を示した。そして、そのアティテュードは昨年11月に3年ぶりにリリースしたニューアルバム『FOREVER DAZE』の背中を支えている真髄としてもそのまま置き換えられる。
TAIKING(Suchmos)