松尾太陽がソロ活動で見えてきたもの「みんなをワクワクさせるアーティストでいたい」
――新しい才能に悔しさは感じませんか?
悔しい気持ちはあるけど、そうじゃない部分と半分半分かな。その人なりの努力をして、僕よりも先にその曲のアルゴリズムを理解し、見えないところで何時間も費やして曲を作り上げたんだろうなって考えると、だんだん悔しさの比率が減っていきます。相手のことを理解しようとせずに、パッと見だけで考えると悔しくなるけど、その人の他の曲やイメージを深く知ろうとすると、気持ちが変わっていきます。
――裏側が想像できるようになった、という意味ですか?
うーん、そうですね。こういう仕事をやらせてもらっているからこそ、表面上では見なくなったというか。いい意味で、皆さん裏があると思うんですよ。人に見せていない部分が、本当の自分っていう人もいるだろうし。
――すごく大人な発言ですね。
あ、本当ですか。ありがとうございます(笑)
超特急があってこそのソロ活動。1人で学んだことをグループに持ち帰ることも
――太陽さんの歌は、聴くと温かい気持ちになるのが特長だと思います。お人柄が歌にも表れているような…超特急のタカシとはまた別の、松尾太陽としてなりたい歌手像を教えてください。