映画『銀魂 THE FINAL』万事屋キャストが語るそれぞれの思い「この3人だから15年間続けられた」
釘宮いつも新八と神楽が声を合わせるときは、挙動で「せーの!」ってするのですが、空気の振動で何となくアクションより先にタイミングを図っている部分があったんです。その空気が今回は全く感じなかったんですよね。面白いくらい合わなくて(笑)。
阪口こんなに合わねぇのか!って。
釘宮いつもより大きくアクションを取って、ようやく合う感じでした。
杉田それ以外はいつも通りでしたよ。アニメとしては終わるけど、『銀魂』は生き続けるし、ちっとも終わる実感はなかったです。強いていえば、最後に音響監督からさらっと「悔いはありませんか?」と聞かれたくらい。
「ないですね」と答えました。
現場も最後だからといって、何か挨拶を……みたいなことはなかったので。いい意味で普遍的なものが身についていると思います。
阪口(笑)。まあでも、そういう空気をスタッフさんたちがつくってくれていたのかもしれないですけどね。「はい、じゃあ録りまーす!」といつも通りに始まっていつも通りに終わったんですよ。だから、感慨深さみたいなものはなかったですね。
釘宮何年か時間が空いて、また始まってもおかしくないくらいいつも通り。
この感じに体が慣れちゃっているかもしれないですね。