2023年9月28日 18:00
神はサイコロを振らないインタビュー「ジャンルレスの究極体みたいなものがこのアルバム『心海』なんだろうな」
Photo:石原敦志
ブレイクという言葉がどのような状態に達したら使われるのか明確な基準はない。神サイ、こと、神はサイコロを振らないはバンドの略称の浸透度、そして何より精力的なライブ活動と数々のタイアップによる楽曲のクオリティですでに多くの人にその存在を認識されている。4月にリリースしたシングル「修羅の巷」は、話題となったTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』の挿入歌となったことで、彼らの音楽はさらに広がっていった。そして、9月27日(水) に2ndフルアルバム『心海』がリリースされる。合わせてアナウンスされた全国ホールツアーとともに、いよいよ神サイのブレイクは本格的に加速していく。その重要な時期におけるバンドメンバー4人とのインタビューをお届けする。
お客さんのいろんな表情が見られるのが生きがいになって、つまりそれが音楽をやる理由になっているんです(柳田)
――まずは少し振り返ったところから伺います。今年1月から2月にかけて行われたZeppでの全国ワンマンツアー『雪融けを願う飛行船』はバンドにとってどんなツアーになりましたか?
柳田周作(Vo)本当に最高でした。
僕らも1ステップずつバンドとしてのレベルが高まっているという実感を得られましたし、同時に神サイファンの「ライブを一緒に作ろう!」