2023年9月28日 18:00
神はサイコロを振らないインタビュー「ジャンルレスの究極体みたいなものがこのアルバム『心海』なんだろうな」
やっぱり大きかったのはお客さんとの見えない絆というか、つながりが感じられたことでした。
――Zeppツアーの時点、あるいは終わった直後くらいのタイミングで、今回のアルバムのイメージというのはあったんですか?
柳田全然ですね。ツアーの時はツアーのことで頭がいっぱいでした。で、ツアーが終わってすぐくらいに制作が始まったのが「修羅の巷」(4月30日リリース)で、ドラマ(TBS系日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』)の挿入歌が決まったっていうタイミングでした。それをやりながら今回のアルバムに収録されている新録曲を同時に作り出したっていう感じだったと思います。
柳田周作(Vo)
――1stフルアルバム『事象の地平線』はバンドのそれまでの歩みのすべてを詰め込んだ作品だったと思うのですが、今回の『心海』はどうなんでしょう。よりアルバム1枚の世界観というものを突き詰めていった作品という印象を受けるのですが。
柳田全曲をアルバムのコンセプトに沿って作ったというわけではないんですけど、改めてできた曲たちを並べてみると、タイトルも含めてコンセプチュアルなものにできそうだなっていう手応えがありました。