「やりにくいシーン」が出てきてしまうんですよね。動きというよりも感情として、「私はこの言葉を言われた時に悲しくなる」。でももうひとりの方は「怒りたくなる」。同じセリフで同じ動きをしても、こうして違う部分があるのがダブルキャストなのか、面白いな!と思いました。今回はさらに男女ということで、絶対に同じ感情にはならないという部分が面白いですし、恋愛で関わっていく人物もアンやヘンリーと、男女が変わっていく部分も本作ならではだなと思います。観てくださる方にもそこを楽しみにしていただきたいです。
――リチャードは男女2つの性を持つという設定もありますから、若月さんと有馬さんが同じ役を演じることで、より作品への深みが増すのかなということも感じました。
まだまだ稽古が始まったばかりで(※取材時)、これから詰めていかないといけない部分もあるのですが、そういったリチャードの難しくも魅力的な部分を伝えていきたいです。
――キャストの皆さんとはどの様な交流をしていますか?
人見知りな所もあるので、最初はすごく緊張していました。自分からどんどん話しかけるということが出来なかったのですが、皆さんがとても優しく「仲良くなりたい」