くらし情報『激動と混沌のなかで見えた希望――2020年音楽シーン振り返り&2021年要注目アーティスト(バンド編)』

激動と混沌のなかで見えた希望――2020年音楽シーン振り返り&2021年要注目アーティスト(バンド編)

シーンの未来を担う世代が力作を発表した上半期に対して、下半期は中堅〜ベテラン勢が存在感を発揮していた。3月にソロアルバム『宮本、独歩。』をリリースした宮本浩次は、11月にカバーアルバム『ROMANCE』をリリース。日本の音楽史に残る歌謡曲やポップスに新たな生命を吹き込んでチャート1位も獲得した。

9月にリリースされたMONOEYESのニューアルバム『Between the Black and Gray』はロックバンドのプライドと存在感を改めて誇示するような力強さをもち、10月にリリースされた銀杏BOYZの『ねえみんな大好きだよ』は揺れ動く時代のなかで揺るぎないものを見せつけていた。

そのいわば「真打ち」として12月2日にリリースされたのが、Mr.Childrenの通算20作目となるニューアルバム『SOUNDTRACKS』だったろう。このアルバムに流れる、ゆったりとした穏やかな空気とオーガニックな音は、ささくれだった心をなだめ、癒やし、生きるエネルギーを与えてくれるように感じた。

宮本浩次 - 異邦人

MONOEYES - Fall Out(Music Video)

銀杏BOYZ - 大人全滅

Mr.Children 「Documentary film」

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