くらし情報『支配人・岩波律子氏に聞く、ミニシアターの草分け・岩波ホールの“re:START”』

支配人・岩波律子氏に聞く、ミニシアターの草分け・岩波ホールの“re:START”

上映
(c)Cine Tamaris 2000
岩波ホールとゆかりの深い監督といえばポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダも外せない。彼の作品は遺作となった『残像』が上映される。

「何度も来日してくれましたし、いろいろな思い出がある監督さんです。1987年に京都賞の思想・芸術部門を受賞されて、賞金が4500万円と聞いて、私たちは“これで次の作品が撮れるだろう”なんて考えていたら、ワイダ監督はこれを基にポーランドのクラクフに日本の美術館(日本美術技術センター)を作りたいと。それで高野(悦子)も協力して募金活動を一緒に行ったのはいい思い出です。日本の文化や美術を大切してくださる監督さんでもありました(※“高野”は正しくははしご高)」

支配人・岩波律子氏に聞く、ミニシアターの草分け・岩波ホールの“re:START”

『残像』
6月27日(土)~7月3日(金)上映
(C)2016 Akson Studio Sp. z o.o, Telewizja Polska S.A, EC 1 - ?odz Miasto Kultury, Narodowy Instytut Audiowizualny, Festiwal Filmowy Camerimage- Fundacja Tumult All Rights Reserved.
そんな<岩波ホールセレクション>だが、この上映の機会についてはさまざまな思いがあるという。

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