SIX LOUNGE ヤマグチユウモリが語る、この1年と新作『3』
コロナ禍の影響で中断せざるを得なかった2ndアルバム『THE BULB』のリリース・ツアーをはじめ、活動の要と考えるライブはできなくなってしまったが、SIX LOUNGEの3人はクサることなく、それならと2020年の大半の時間、曲作りに打ち込んできた。
その成果が4月7日にリリースする『3』だ。
3枚目のアルバムだからという理由から名づけられたに違いない『3』という単純明快なタイトルからは、よけいな御託は要らない。俺たちは曲そのもので勝負するぜというバンドの思いが窺える。実際、ヤマグチユウモリ(Vo, Gt)も「期待を超えるものになっている」と胸を張る。
アルバムのリリースに先駆け、アルバムから数曲を順々に配信リリースするというリスナーの期待を煽る遊び心も常に挑戦的なSIX LOUNGEらしい。1月20日には先行曲第1弾「カナリア」が、2月3日には第2弾「スピード」が配信されている。
大分発ロックンロールの正統伝承者を掲げるバンドを代表して、ヤマグチに話を訊いた。
コロナ禍で変わったものと変わらなかったものとは――。
まずは昨年11月にいち早く再開したツアーの話から。
ライブをしてないとダメになる
ヤマグチユウモリ(SIX LOUNGE)