さくらしめじ 3rdアルバムのリリースで見えた未来へのゆくえ「誰かの行き先になれるようなアーテイストに」
そういう意味ではやっぱり高校時代の方がちゃんとしていましたね。
――ちなみに今回のように、10代のときに作った曲を聴いて、逆に発見もあります?
雅功あります、めっちゃあります。
昔のデモを聴いて、「こんな気持ちか」ってなるときあります。
彪我わかる!
雅功よく、先輩たちに「10代のうちにしか書けない曲があるから、絶対10代のうちに曲を量産しなさい」と言われていたんですけど、当時はなに言ってんだろうな、とか思ってたんです(笑)。でも、やっぱりさっき言ったように落差がすごいので、「そこ」にいないと書けない曲はあるな、と思います。
――例えば、10代のときにしかなかったものって何がありますか?
雅功ベタなところでいくと、学校というコミュニティがあるかないかがやっぱり全然違うなと思います。
あと20代を超えると、関わる友人の幅も変わってきたり、お酒も飲めるようになるとか、今は18歳からですけど、選挙行けるとか、できることの幅が広がるじゃないすか。でも10代はできることの幅が狭い分、そこでいろいろしてやろう、って考えるから見えないところも気づきやすいんですよね。
今だからこそ書ける曲あるんですけど、そのときの目線によって、書ける曲は違いますよね。