【インタビュー】岸谷香、プリプリを歌う!「あの時の自分が作った作品を、今やる意味があるなって」
Unlock the girlsと弾き語りは私の音楽活動の二大柱です。
――この7年間でステージに立つほどに、グルーヴもアンサンブルも音色も着実に進化しています。バンドの良さは時間をかけて完成していくものなんでしょうね。
そう思います。あの子たちから「プリンセス プリンセスの曲をやろうよ」と言われた時に、“バンドになったな”と感じました。2023年のツアー、当初はプリンセス プリンセスの曲を入れないセットリストにしていたですよ。でもYukoが「『Diamonds』やりたいです」と言う。そのことが、Unlock the girlsがバンドとして成立していることを物語っていると思います。
――ライブを観ていても、Unlock the girlsで作った曲とプリンセス プリンセスの曲をまったく違和感なく、Unlock the girlsの音楽として鳴っていると感じました。
そのことはひとつの目標でした。当たり前のことなんだけど、プリンセス プリンセスって、80~90年代の日本のサウンドの典型じゃないですか。当時の音楽って、Yuko、HALNA、Yuumiには馴染みのないものなんですね。