三谷幸喜×西島秀俊が語る“男の小ささ”「天ぷらそばで勝ち誇った自分が小さいなと思いました」
西島ちょっと待ってください。三谷さんがこうやってくださいって言ったのを真似しただけですよね。
三谷違う違う。なんでそんなことを言うんですか。あれは西島さんが突然やり始めたんです。面白かったですよ、あんなに足が直角になるのかと思いましたから(笑)。
西島本当ですか。なんでそんなことをしたんだろう…。
僕の記憶の中では三谷さんが手本を見せている姿が浮かぶんですけれど、どっちだろう…。
三谷やったかもしれないですけど、あんなに直角にはやってないです。
西島じゃあ、二人の共同作業ということで。
男の小ささは小学生の頃から変わらない
――スオミをめぐって元夫たちがちょっと張り合ってしまうところがなんとも言えないおかしみを誘います。ああした男の小さなプライドについてお二人は情けないなと思うタイプですか。それとも、わかるなというところがありますか。
西島草野がついスオミと会っていた頻度を盛って話してしまうところがあるんですが、もう別れたんだし、関係ないはずなのに、ああいうふうにちょっと虚勢を張ってしまうところは誰にでもあるんでしょうね。今まで付き合った男の中で自分のことがいちばん好きであってほしいみたいな。