くらし情報『季節の節目の厄払いをする「節分」行事。そもそもの意味や正しい行い方って?』

季節の節目の厄払いをする「節分」行事。そもそもの意味や正しい行い方って?

節分の日には、全国の神社やお寺の境内で賑々しく豆まきに参加するタレントさんの姿を目にする人も多いことでしょう。幼稚園や小学校でも節分行事を行う機会も多く、誰しもが一度は「鬼は外、福は内」の声とともに豆まきをした経験があるといっても過言ではありません。この節分の行事、一体どのようなものなのかわかりやすくご紹介しましょう。

節分は季節のかわり目の厄災を祓い清める行事

目次

・節分は季節のかわり目の厄災を祓い清める行事
・自宅で豆まきをするときに
季節の節目の厄払いをする「節分」行事。そもそもの意味や正しい行い方って?


「節分」とは季節の節目という意味の言葉で、二十四節気の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指します。日本では古くから季節の変わり目には魔が集まり、人々へ災いをもたらすと恐れられてきました。旧暦では「立春」が正月に当たることから、「立春」の節目となる「節分」を重要視し、厄災を祓い清めて清々しい年を迎えようとしたのです。

もとは中国から伝来した「追儺(ついな)」と呼ばれる行事で、疫病が蔓延した706年に宮中で初めて催行されると、平安時代には宮中行事として定着したのです。

邪気を祓う霊力がある「豆」をまいて鬼を祓う、今のような節分行事になったのは室町時代以降のこと。
神社や民間で宮中行事に倣い、鬼を払って福を招く祭事になったと考えられています。

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