《おさかなスポンジ》20周年!〔マーナ〕の生活雑貨が愛され続ける理由とは?
というテーマからスタートしたシリーズなんです。なので「おさかな」というモチーフありきでデザインを考えていったそうです。
——コンセプトありきでデザインされていたとは驚きです。極限までシンプルな形になっていますね。
長野さん:水場に置かれるスポンジに、おさかなというモチーフはぴったりなのですが、ファンシーすぎても使うシーンや人が限られてしまいます。手にしっくりくる形や、ヒレの部分がコップの底にフィットするといった機能性、家事をしているときにほっこりするようなかわいらしさのバランスを追求した結果、このシンプルな形になりました。
歴代の《おさかなスポンジ》左から1列目が初代(1998年)、5列目/ハードタイプ、6列目/ロングタイプ、7列目/ハード樹脂加工タイプ、8列目/インテリアになじむ大人カラー
——現在、キッチン用の《おさかなスポンジ》は、機能もカラー展開もバリエーション豊かですが、この20年間でどのような変遷があったのでしょうか?
長野さん:《おさかなスポンジ》は、発売当初ブルー1色のみでした。そのあとすぐにレッドとイエローが出たのですが、実は3色の時期がかなり長かったんです。
しかし、ロングセラー商品といえど変化がないと飽きが出てくるということで、2006年にパステルカラーを増やしました。