【Say Hello to HAPPY〜幸せよ、こんにちは #5】自信を失ってしまったときは、ゆったり手を止める
「幸せ」がふと、不安になるときがあったら……?今月は、誰しも陥る可能性のある、自信をなくしたときの処方箋をお知らせしましょう。
初夏の陽気とうらはらに落ち込むのはなぜ?
窓の外は光あふれる美しい季節なのに……
5月は新しい緑と陽光あふれる時期。暦も夏になり、気持ちが弾みますね。
いや、実はそうじゃないのよね……とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。かく言う私もそういう経験があります。この時期になると、外の明るさとは対照的に、なぜか気分が沈んでしまうのです。
よく五月病という言葉を耳にしますが、そんなことでもないような気がします。落ち込むというより、なんだか自信がなくなってしまった感じ。
平穏無事な幸せな日々は、自分の努力ではなく、単に運が良くて手に入っただけだと思って不安になるような感じ。
そんなときに、思い出すようにしている言葉があります。それが「インポスター・シンドローム」。検索すると「詐欺師症候群」なんて怖いことが書いてありますが、スタンフォード大学のティナ・シーリグ博士によると「何かを成し遂げても、自分の実力ではないとか、自分は成功に値しないといった感情を抱くこと」なのだそうです。