作り置きおかずも危ない!食中毒を防ぐためのお弁当の作り方、詰め方とは?
取りも出来るのでオススメです」(小田先生)
保存バッグ内に無駄な空間があると空気中の菌が入りやすくなるので、バッグは食材に合ったサイズを使うこともポイントだそうです。
●解凍方法
「室温での自然解凍は細菌の増殖リスクが高まるため、電子レンジ解凍がおすすめです。電子レンジ解凍による解凍ムラやドリップの発生などを防ぐためには、高密閉の保存バッグを使って保存し、保存バックに入れたまま流水解凍するのも良いでしょう。ダブルジッパーになっているリードの《新鮮保存バッグ》などは、高密封に適しています。
また、かたまり肉を電子レンジで解凍する場合は、クッキングペーパーに乗せて途中で上下返すと、解凍ムラを防ぐことができますよ」(小田先生)
お弁当づくりのコツ
「食中毒の原因菌から食材を守るお弁当づくりでとくに気をつけていただきたいのが、ご飯を詰める順番です。せっかく原因菌対策をしたおかずを詰めても、最後にあたたかいご飯を入れて蓋をしてしまったら、お弁当箱内が高温多湿になってしまい、元も子もありません。まずはご飯をお弁当に詰め、冷ましながら他のおかず作りに取り掛かりましょう。ご飯の上に梅干しを刻んで散りばめたり、炊飯時に梅干を一粒入れて炊いたりするのも効果的です」