作り置きおかずも危ない!食中毒を防ぐためのお弁当の作り方、詰め方とは?
(小田先生)
さらに、お酢:水=1:1の水溶液をクッキングペーパーに浸し、お弁当箱を拭いてから料理を詰めると、お酢の静菌作用で菌の増殖を抑える効果が期待できるそうです。また、おかずをぎっしり詰めると、菌が入る隙間をなくし、菌が動きにくくなるのだとか。お弁当箱のサイズ選びも重要になってきますね。
作り置きおかずはこうやって原因菌から守る!
「お弁当だけでなく、作り置きおかずにも原因菌対策は必要です」と小田先生。
「作り置きおかずは、アツアツのまま保存容器に入れてしまいがち。ですがこれはキケンです!熱いまま入れると、保存容器内に水滴が発生し、菌を増殖させてしまいます。外気から守るために、ふんわりとラップをかけ、しっかりと冷ましてから密閉してください。また、容器内の空間を極力減らすため、中味をスカスカにさせない事も重要です。取り分ける際は端から。容器の中でかき混ぜないようにするのもポイントです」(小田先生)
再加熱する際は、100℃まで温度を上げることが大切だそう。表面がクツクツするだけでは一部分の温度が高くなっているだけなので、かき混ぜて全体を煮立たせます。味が濃くなるのがイヤな場合は、静菌作用のあるお酢やお酒を入れて再沸騰させると良いとのことです。