これひとつで味わいが変わる!超料理道具専門店〔飯田屋〕で聞く《おろし器》の選び方
その種類と特徴には、次のようなものがあります。
●天然素材(主に竹):北関東の郷土料理「しもつかれ」などに使われる「鬼おろし」づくりに使うものなど
●プラスチック:安価で手に入りやすい。使っていうるうちに目(トゲの部分)がすり減ってしまうため、ひんぱんに買い換える必要が生じる
●セラミック:非常に硬いため、長く使える。硬すぎる目が折れないように先端を丸めているためおろすのに力が必要。また素材を押しつぶしてしまうため、水っぽくなってしまう
●アルミ:比較的安価。素材自体が柔らかいため、使っているうちに目が寝てしまう。プラスチック製同様、短いスパンでの買い替えが必要になる
●ステンレス:剛性が高く、長持ち。業務用途が多い
、
●銅:柔らかすぎず硬すぎないのでおろし金にとって最適。
水分がほとんど出ない、素材そのものの味を残したおろしが作れる
●チタン:現在のところ一社しか製造メーカーがないため、ほとんど流通しておらず、珍しい
次に関係してくるのが「目」。尖り方が同じでも、おろし器を正面に見て、目が斜めについていればシャキシャキ感の強いものが、真っ直ぐであればフワフワな食感の大根おろしができるんだそうです。