これひとつで味わいが変わる!超料理道具専門店〔飯田屋〕で聞く《おろし器》の選び方
のよう。通常のおろし器でショウガをおろすと、繊維がショウガ本体に残ったり、おろし器に引っかかったりしますよね。でも、《マイクロプレインプレミアムゼスター》なら、包丁のような目が繊維を断ち切ってくれるため、トロトロ食感のショウガおろしができるんだそう。
「香り高く、舌にのせるとスッと溶けるショウガおろしができます。ジンジャーエールを手作りするなら、これが最高ですね」と飯田さん。「ただ、冷奴の付けあわせだと、このスッと溶けてしまうことが短所になるんです。醤油をかけたらいっぺんに溶けてお皿に落ちてしまいますから」とのこと。
また、ワサビは《鮫皮おろし長次郎》でおろすことによって、空気がたくさん混ざり、香り高く、辛味の少ないワサビおろしができるのだとか。
辛味より香りを重視したい刺し身に合わせるのに良いそうです。逆に、辛味をより強く出したい場合は、金物のおろし器でおろすのがベストとのこと。
「この素材にはこれ」と即答してくれる飯田さんが、おろし器の研究をはじめたはの今から9年前、入社後すぐのことだったとか。
「『やわらかい食感の出るおろし器はないか』と板前をやっているお客さまに聞かれたんです。