~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」
また、在宅ワークスペースの設計では、本人の希望と共に同居家族への配慮も必要であることが明らかとなりました。LDK周辺での在宅ワークでは合間に家事を行いやすく、子育て期の共働きなど、通勤で昼間留守であった夫妻にメリットがあります。一方で夫妻双方が在宅ワークの際など、家族が在宅時にはWeb会議がしにくいという問題が生じ、その際の逃げ場のスペースを考慮する必要があります。また家族の在宅が多い場合はLDでの在宅ワークは同居家族に負担を生じさせる可能性が高く、個室での在宅ワークスペース確保が推奨されます。
当社は30年以上前より、共働き家族のくらしそのものの調査・研究を続けており、その経験を背景として、効率的に家事をこなしながら、子供を見守るLDの学習コーナー(+NEST:2009年~)や子供の成長に合わせ可変するLDKに隣接する小部屋(BLANK:2018年~)など、住まいの提案を随時行ってきました。今回の調査から、そうした提案が令和の職住融合時代の暮らしにも適応できる可能性をつかむことができました。当社は今後も家で働くことと、暮らし・家族の関係に着目・研究をしていくことで、お客様の「いのち・くらし・人生」