~緊急事態宣言全国拡大から1年~調査報告「在宅ワーク・夫と妻のニーズ」
調査時期である2020年9月はPCR検査のコロナウィルス陽性者数が一段落し、経済活動の再開が進んでおり、アフターコロナを占うのに適した時期となりました。このような状況下でも在宅ワークの頻度は夫妻共通で週1回以上が約8割、週3回以上が5割あり、在宅ワークが定着していることを示す結果となりました。また、出勤前や、早く帰宅しての終日ではない在宅ワークが2~4割見られ、夫の時差出勤、妻の時短勤務がそれぞれ2割程度あるなど、柔軟な働き方が一定の割合を占めるようになってきています。
在宅ワークの頻度
2.家族との時間や睡眠時間が増え、特に子育て期の生活リズムの正常化が顕著
在宅ワークになると家族との時間が増え、夕食が早まり生活リズムが正常化する傾向は前回調査と同様に見られました。通勤日と在宅日で夕食開始の平均時刻を比較すると夫で66分、妻で39分早まっており、夫19:22妻19:10と夫妻の差が縮まっています。また夕食後に仕事をしている層が夫で16%(n=111)みられ、その場合、夕食時刻は111分早まり19:13となっており、仕事の状況に関わらず一定の時間に夕食を取る在宅ワークのメリットがよく表われた結果となりました。