水道料金と下水道料金は違う?下水道料金の仕組みを詳しく解説
また、大阪市のように東京都とは異なる方法で、下水道料金を算出する自治体が存在する点にも注意が必要です。地域によっては、同じ汚水排出量でも2倍近くの料金差が生じるケースも見られるので、「下水道料金が思っていたより高い」と感じる場合は自治体の料金システムが原因となっている可能性が高いと言えます。
■下水道料金の減免制度って何だろう?
多くの自治体では、下水道料金の減免制度を実施しています。減免制度とは特定の条件を満たすことによって、通常よりも下水道料金が安くなる制度のことです。この減免制度を利用すれば、お住まいの地域を変えなくても下水道料金を節約できる可能性があるでしょう。では、この減免制度を利用するためには、具体的にどのような条件を満たす必要があるのでしょうか?自治体ごとに条件は異なりますが、主な条件としては以下などが挙げられます。■生活扶助を受けている世帯■児童扶養手当を受給している世帯■老齢福祉年金を受給している高齢者がいる世帯■障害基礎年金を受給している世帯例えば東京都であれば、減免制度を利用することで8立方メートル以下(一律560円)の料金が徴収されません。愛知県名古屋市に関しては、下水道料金のうち1,209.60円が減額されます。