2020年2月3日 10:34
一部で議論される「大麻合法化」 弁護士はどう見る?
先日元お笑いタレントに続き、有名女優が合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。詳しいことはわかっていませんが、芸能界には薬物汚染が広がっているようです。
一部には大麻合法化の声も
そんななか、一部の元タレントら数名が、日本で大麻を合法にするべきだと訴えています。現在は法律で禁じられていますが、「鬱病の治癒効果などがある」「諸外国で認められている国がある」ことを根拠に「医療使用は合法化するべきだ」と主張しています。
世間の反応は元タレントに大麻使用で逮捕歴があるだけに厳しい意見が多く、認めるべきではないとの声が大半。しかし、海外では認められている国があることも事実です。なぜ、大麻は違法なのか。そして今後、医療使用が認められる可能性はあるのか。
パロス法律事務所の櫻町直樹弁護士にお聞きました。
弁護士の見解は?
櫻町弁護士:「日本では、「大麻取締法」によって、大麻(草)の所持等につき一定の場合を除いて禁止されています。
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大麻取締法
【条文】
第1条この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)