2019年9月17日 18:40
iDeCoのメリット・デメリットとは?知っておきたい仕組みをFPが解説!
通常は、投資信託で得られた売却益や分配金、定期預金の利息には20.315%(=所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)の税金がかかってしまうのですが、これがiDeCoだと0になるわけです。これも大変お得です。
3.運用資産の受け取り時に「退職所得控除」「公的年金等控除」が受けられる
そして、いざ年金の受け取りが始まり、これまで積み立てた運用資産を受け取る際にも節税のお得があります。運用した資産は60~70歳までの間に、「一時金」「年金」「一時金と年金の両方」の3つのいずれかの形式で受け取りますが、いずれの場合でも、税金の優遇が受けられます。
一時金の形式で受け取れば「退職所得控除」が、年金の形式で受け取れば「公的年金等控除」が受けられますので、所得税が軽くなります。
4.月5,000円からと低額で始められる
「自分は年収が少ないから、とても投資なんて」と思う人もいるかもしれませんが、iDeCoの掛け金は毎月5000円からとなっていますので、低所得の方でも気軽に始めることができます。毎月少しずつでもコツコツと積上げていけば、最終的には老後に大いに役立つことになります。
iDeCoのデメリットについて
それでは、逆にiDeCoのデメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか? 先ほど述べました通り、iDeCoには多くのお得がありますが、次に挙げるデメリットについて、よく認識したうえで取り組まないと思わぬ落とし穴にはまることがあります。