2019年12月30日 14:00
パートは「労働時間」に要注意!扶養・社会保険の加入などについてFPが解説!
この場合、月収12万円、年収144万円となるため、所得税・住民税が課税されます。所得税・住民税の概算は次のようになります。
- 所得税:(144万円-103万円)×5%(税率)=2万500円
- 住民税:(144万円-98万円)×10%(税率)+5,000円(均等割)=5万1,000円
なお、このケースでは年収130万円以上となっているため、夫の被扶養者になれません。自分で社会保険に加入しなければならず、給料の13~14%程度の保険料を払う必要があります。
- 社会保険料:144万円×13%=18万7,200円
税金等を合計すると
- 2万500+5万1,000円+18万7,200円=25万8,700円
となり、手取り年収は118万1,300円です。社会保険に入れば手取りが大きく減ってしまいますが、将来の年金が増える、病気やケガで休んでも傷病手当金がもらえるなどのメリットもあります。
手取りが減っても一概に損するとは言えませんが、どうせ負担が生じるなら、もう少し働く時間を増やしてもいいでしょう。ケース④労働時間・週40時間(月160時間)
フルタイムパートの場合には、1日8時間で週5日、週40時間というケースが多くなります。