2020年1月25日 14:00
あなたの相続割合はどれくらい?法定相続人の範囲&順位をFPがわかりやすく解説
同順位の人が複数いる場合
相続分は、同順位の相続人全員での割合です。
- 【例1】妻、長男、次男が相続人→妻1/2、長男1/4、次男1/4
- 【例2】夫、父、母が相続人→夫2/3、父1/6、母1/6
代襲相続人がいる場合
子供が死亡して孫が代襲するケースでは、死亡した子供の相続分を孫が引き継ぎます。たとえば、死亡した子供の相続分が4分の1で孫が2人いれば、孫1人あたり8分の1となります。
実際にもらえる割合は遺産分割協議で決まる
民法上のルールにもとづき、具体的な遺産の分割方法は相続人同士が話し合いで決めることになります。
遺産を分けるためには話し合いが不可欠
相続割合は法律で決まっていますが、死亡した人が残した財産が自動的に分割されるわけではありません。そもそも、遺産の中には土地や建物など簡単に分けられないものが多いという問題があります。
遺産を分けるためには、実際には相続人の話し合い(遺産分割協議)が必要です。分け方を決める際に、各相続人は法定相続分をもらう権利を主張できます。
生きている間の贈与や貢献度も関係してくる
相続人の中に、生前に被相続人から多額の贈与を受けている人がいたり、被相続人の財産形成に貢献している人がいる場合には、そのまま分けるとかえって不公平です。