2020年2月5日 20:00
初心者のための《外貨預金》講座!仕組み&メリット・デメリットを金融の専門家が徹底解説
米ドルよりも日本円が欲しい人が増えれば「円高・ドル安」になりますし、円よりもドルが欲しい人が増えれば、「円安・ドル高」になるのです。
国内の円預金にないメリットが、為替差益です。たとえば、100万円を米ドルで預けたとします。預けるときの為替レートが「1ドル=100円」であれば、預金残高は1万ドルです。
この後、為替レートが変動して「1ドル=110円」の円安・ドル高になったとします。1万ドルの預金を解約して日本円に戻すと、110万円が手元に残ります。つまり、10万円の為替差益を手に入れたことになるのです。
普段使っている銀行でスタートできる
外国株式を始める場合、証券会社に口座を開く必要があります。
書類のやりとりをしたり、個人情報を提供したりという手間がかかります。しかし、外貨預金なら普段使い慣れている銀行で気軽に始められるというメリットがあるのです。
米ドルなど日本円以外の通貨を持つことで、資産を分散できる
為替レートは日々変動しています。もし日本円が世界の中で価値の低い通貨になってしまった場合、円資産の価値が下がってしまい、大きな損が出る可能性があるのです。また、食料や衣類など普段の生活に欠かせない品の多くは、海外から輸入されています。