2020年2月27日 14:00
源泉徴収でわかる手取り年収!見方と計算方法をFPがわかりやすく解説
まず、手取り年収を増やしたい場合は「所得控除を増やす」ということが重要です。先ほども少し触れた通り、使える所得控除を増やせれば税金計算上の年収が下がることになり、総じて納める税金額も下がることになります。
ちなみに所得控除は現在14種類あり、家族や災害など自分の意志で簡単には増減できないものも多いものの、以下の控除なら場合によっては増額可能です。
- 医療費控除:病院に行った、薬を買った等。確定申告が必要。
- 寄付金控除:ふるさと納税をした。事前申請すれば確定申告不要。
- 小規模企業共済等掛金控除:iDeCo(個人型確定拠出年金)をした。
- 社会保険料控除:家族の年金保険料を肩代わりした等。
- 生命保険料控除:一定の生命保険に加入した。3種類アリ。
- 地震保険料控除:地震保険に加入した。
一番ハードルが低いのは「生命保険料控除」でしょうか。最近では、ふるさと納税やiDeCoも人気が高いといえます。これらは全て会社員でもできる税金対策です。ぜひ少しずつ税金についての勉強も重ね、少しでも手取り年収を増やしていきましょう。
ムリな支払いは「ただの無駄遣い」!考えてしよう
所得控除を増やすということは、それに対応する「支払い」