くらし情報『個人事業主と会社員の違いとは?税金・控除の仕組みをFPがわかりやすく解説』

2020年3月31日 14:00

個人事業主と会社員の違いとは?税金・控除の仕組みをFPがわかりやすく解説

会社員は本人が何もしなくても、会社が給料の約10%を源泉徴収して納税しているため、年末に差額を調整するだけで済みますが、個人事業主の場合は1年間分まとめて所得を集計し、そこから経費を差し引いて課税対象額を算出します。

それでは具体的に計算してみましょう。

1:所得を計算する
個人事業主の場合は給与所得ではなく、事業所得や不動産所得など他の所得を合算して計算をするため少しややこしくなります。例えば、個人事業の売上が500万円、経費200万円で青色申告している単身者を仮定して以下の計算式に当てはめて計算してみましょう。

  • 所得金額=1年間の売上500万円-経費200万円-青色申告特別控除65万円=235万円
配偶者がいればここから配偶者控除などを差し引きますが、今回は単身者という設定なのでこの金額がそのまま課税所得になります。

2:所得税を計算する
所得税の金額は次の計算式に当てはめて計算します。

  • 所得税額=235万円×10%-97,500円=137,500円
このように、個人事業主の場合は年間の売り上げと経費をまとめて集計しなければならないですし、しかもそれを自分自身でやらなければならないことから、慣れていないと確定申告の時期にはかなりの負担となります。

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