2020年5月18日 20:00
個人年金保険にかかる税金とは?知って得するお金の知識をFPが徹底解説!
- 必要経費=1年間の年金受取額×払い込んだ保険料の合計額/支払われる年金の合計額(または見込額)
計算例
たとえば、払い込んだ保険料の合計額を420万円、1年間の年金受取額を48万円、年金受取期間を10年と仮定してシミュレーションしてみると、次のとおりです。
- 必要経費=48万円×420万円/(48万円×10年)=42万円
- 雑所得=48万円-42万円=6万円
一括受取する場合には?
受取期間が決まっている確定年金は、一括して受け取ることができます。保証期間付終身年金でも、保証期間の年金を一括して受け取れます。
確定年金
確定年金を一括して受け取ると、一時所得となります。一時所得とは臨時の収入で、生命保険の満期金のほか、懸賞の当選金やギャンブルの払戻金などが該当します。
- 一時所得=支払いを受けた金額-払い込んだ保険料の合計額-50万円
上記の式で算出した金額のうち2分の1が課税の対象になります。
保証期間付終身年金
保証期間内の年金を一括受取しても、契約は消滅しません。保証期間経過後に被保険者が生存していれば、再び年金を受け取れるようになります。
一括で受け取った年金は、雑所得となります。