会社設立のメリット・デメリットまとめ!起業前に知っておくべき基礎知識をFPが解説
理由⑥家族・親族への給与
個人事業主では原則として家族に給与を支払うことはできません。青色事業専従者給与として税務署へ届出をした場合にのみ認められていますが、それでも一定の制限があります。
法人の場合は、特に届出も必要なく、個人事業主の場合のような制限もないため、実際に家族や親族が事業に従事していれば、問題なく給料を支払うことができます。
これによって、家族全体で所得を分散することにより、経営者個人の所得税、住民税を節税することが可能になります。
理由⑦決算月を自由に決められる
個人事業の場合は1月~12月が事業年度と決められていますが、法人の場合は決算月を自由に決めることができます。
たとえば、売上が季節により変動が大きい事業の場合は、その月が事業年度の最初にくるように決算月を決めることで、計画的に経営でき、同時に節税対策も行いやすくなります。
会社設立のデメリット
- 事務負担の増加
- 会社のお金は自由に使えない
- 赤字でも税金がかかる
- 社会保険へ加入しなければならない
- 設立・運営・解散に費用がかかる
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(1)事務負担の増加
会社を設立することで事務負担は明らかに増加します。