会社設立のメリット・デメリットまとめ!起業前に知っておくべき基礎知識をFPが解説
法人税の確定申告書は添付書類が多く、複雑になります。また、社会保険の加入手続きや税務署への届出など、各種官公庁への手続きを漏れなく行う必要があります。(2)会社のお金は自由に使えない
会社の資産と社長個人の資産は明確に区別しなければなりません。たとえば、今月は個人的な支出でお金がかかってしまった場合、個人なら事業で受け取ったお金を自分の生活に充てることもできますが、法人のお金は個人用として使うことは認められません。
法人の資産と個人の資産が区別され、自由に使うことができなくなるのは会社を設立するデメリットといえます。
(3)赤字でも税金がかかる
会社を運営していくと、赤字になることもあるかと思います。しかし、たとえ赤字であっても支払わなければならない税金があります。それが法人住民税の均等割です。
これが毎年7万円かかるということは覚えておきましょう。
(4)社会保険へ加入しなければならない
会社を設立すると、健康保険と厚生年金保険への加入が義務づけられます。この保険料は、従業員の給料が増えれば増えるほど高くなっていきます。
しかも、保険料の納付は会社と本人が折半する形になります。したがって、従業員が増えれば増えるほど、給料を高く設定すればするほど、会社の負担も大きくなっていきます。