教育費無償化の基礎知識まとめ。対象・条件・メリットetc.をFPが詳しく解説
教育費の備えは必要
幼稚園から大学まで、小学校・中学校の義務教育期間を除いた期間すべてで、何かしらの教育無償化があることはお分かりいただけたと思います。
では、無償化になったからといって、教育費の備えの必要がなくなったかと言うと、そうではありません。お子さんの成長過程で、無償化の対象外となる費用では以下のものが考えられます。
習い事の費用
幼児教育等の無償化の対象となり、保育料などが必要なくなったとしても、保育時間中ではない個人的な習い事に関しては、もちろん全額ご家庭での負担となります。
また、お子さんが小さいうちは月謝が手ごろであっても、長く続けていくと年代に応じて月謝が値上がりする場合がほとんどです。長期的に見て、先々も払える月謝であるかどうか、事前にわかる範囲で調べておくと安心です。
自宅外通学の場合の費用
高校や大学、専門学校などに進学した場合、必ずしも自宅から通学できるとは限りません。自宅から通える範囲であればよいのですが、スポーツの部活で進学した高校などで、自宅を離れて寮生活をしなければならない場合もあります。
一番イメージしやすいのは大学進学で、親元を離れて一人暮らしする場合です。