2020年7月31日 14:00
日本の年金制度は崩壊する?年金破綻の実情をFPがわかりやすく解説!
というものがあります。日本における公的年金制度はそのような「積立て方式」ではありません。
現役世代の納める保険料で高齢者世代の年金給付を賄う、世代間扶養の仕組み(賦課方式)で成り立っているのです。
現在、日本は少子高齢化が進行しており、1人の年金受給者を支える現役世代の人数は減る一方となっています。2050年には現役世代1.2人で1人の年金受給者を支えるようになると言われています。
ほぼ1人の現役世代の年金保険料で、1人の年金受給者の年金給付を賄うことはできるのでしょうか。年金制度崩壊が不安視されるのは、このような事情からです。
なぜ、日本の公的年金制度は破綻しないのか
結論から言いますと、日本の公的年金制度は破綻しません。
公的年金制度が破綻しない理由
なぜ、日本の公的年金制度は破綻しないと言えるのでしょうか。それは、以下の理由からです。
公的年金制度が維持できないと国が困るから長期的に年金原資が枯渇しないように運用しているからマクロ経済スライドで年金保険料収入と年金給付を調整しているから公的年金制度が維持できないと国が困るから
公的年金制度が破綻しない一番の理由は、「公的年金制度がなくなると、国はそれ以上に巨額の生活保護費を負担しなくてはならなくなる」