個人事業主が源泉徴収される・されないケースとは?税の基礎知識・請求書の書き方etc.まとめ
支払調書が届かない場合は、必要に応じて取引先に発行を依頼しましょう。
納めるべき所得税と源泉所得税の差額を納付する
確定申告によって、1年間に納めるべき所得税が確定します。源泉所得税は所得税の前払いであるため、納めるべき所得税と源泉所得税の差額を納付することになります。
たとえば、年間所得税が50万円、源泉所得税が30万円であれば、差額の20万円を納付します。
納めすぎた源泉所得税は還付される
納付すべき所得税より源泉所得税のほうが多い場合、納めすぎた源泉所得税は確定申告で還付されます。たとえば、年間所得税が30万円、源泉所得税が40万円であれば、確定申告すると納めすぎた10万円は戻ってきます。
還付金の支払手続きは通常1か月~1か月半かかり、手続きが完了すると税務署から指定口座に振込されます。
ただし、e-tax(電子申告)で確定申告を行う場合は、2~3週間程度で支払手続きが完了します。
少しでも早く還付金を受け取りたい場合は、e-taxで確定申告するといいでしょう。
個人事業主の源泉徴収の会計処理方法
個人事業主が受け取った報酬金額について源泉徴収される場合、どのように会計処理を行えばよいのでしょうか。