今の日本で夫婦別姓を行う選択肢
今の日本で夫婦別姓をするには、以下のような選択肢があります。
通称
職場では旧姓を使うという、一番一般的なパターン。最近では働く上での旧姓の使用を認めている企業も増えているので、これからもっと通称を使うかたが増加するかもしれません。
事実婚
夫婦が婚姻届を出さず、事実上の夫婦生活を営んでいる状態のこと。姓を変える必要はありませんが、法律上の夫婦ではありません。ただ一部の法律では、法律婚の夫婦とほぼ同じ権利・義務を持つことができます。
コトの発端はサイボウズ社長の青野氏
夫婦別姓問題が国内で大きな話題になっているのは、ソフトウェア企業「サイボウズ」の社長である、青野氏の影響があるようです。
青野氏は婚姻の際に妻の氏となりました。そのため旧姓の青野を通称名として使用しているのですが、新姓と旧姓を使い分けることでタイムロス、手間やお金がかかるなど、経営者として不利益を受けているんだそうです。また、マイナンバーカード等に旧姓を併記するシステム改修に100億円の予算が必要となったり、夫婦同姓を義務付けているのが日本だけということで、日本企業などの信頼が損なうなど、国家的損失があることを主張しました。