財形貯蓄のメリット・デメリットとは? 夫婦の貯蓄術に加えるべき?
夫婦にとって、将来を見据えた貯蓄は大きな課題です。家や車の購入、子どもの教育費など、将来必要になるお金をしっかり管理していかなくてはなりません。
お金を貯める手段として、「財形貯蓄」という言葉はよく知られているでしょう。しかし、本当にお金を貯められるのか、自分に合っている方法なのかわからないという方も多いはず。ここでは、財形貯蓄制度の内容とメリット・デメリットを紹介します。
財形貯蓄とはどんな制度?
財形貯蓄制度は、勤務先の会社が毎月の給与やボーナスから一定の金額を天引きして、提携する金融機関に送金してくれる厚生労働省の定める制度です。つまり、会社を通して定期的にお金を貯めるという制度です。
財形貯蓄には次の3つの種類があります。
1.一般財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄)
一般財形貯蓄は、貯蓄の目的を問わないタイプで、車の購入や教育費、旅行など使い道は自由です。利用する場合の条件は以下のようになっています。
- 積立期間は3年以上継続する必要がある
- 利用可能な年齢に制限なし
- 積立開始から1年経過したら払い出しが可能
- 非課税の優遇措置はなし
- 他の財形貯蓄との併用が可能
2_財形年金貯蓄(勤労者財産形成年金貯蓄)