【医師解説】二日酔い対策のメカニズムと“復活”早める朝・昼ごはん ~年末年始の宴会シーズン対策~
で、この脂質はゆっくりと消化・吸収されるため、飲酒で消耗した体に持続的にエネルギーを供給してくれます。トーストの炭水化物も効率のよいエネルギー源になります。
● フルーツジュース、スムージー(オレンジ、キウイ、ほうれん草)
栄養素:ビタミンC、葉酸、カリウム
効果:オレンジ、キウイのビタミンCの抗酸化作用が肝臓をサポート。キウイのカリウムが電解質バランスを整えます。ほうれん草に豊富に含まれる葉酸は、肝臓での解毒機能を間接的にサポートするビタミンB群の一種であり、アルコールの分解や排出を促進する酵素の働きを助ける可能性があります。食欲がない朝でも摂取しやすいですね。
●トマトジュース
栄養素:リコピン、ビタミンC、カリウム
効果:リコピンの抗酸化作用が肝臓を保護し、カリウムが電解質のバランスを整えます。飲みやすく忙しい朝にも便利です。
そのほかの二日酔いケアのポイント
飲酒の前後はアルコールの利尿作用による脱水を防ぐため、十分な水分を補給しましょう。いつも飲みすぎてしまうという人は、必ずチェイサーのお水を用意して、1杯お酒を飲んだらコップ1杯のお水を必ず飲む、を習慣化しましょう。スポーツドリンクや経口補水液を飲酒の前後に活用するのも効果的です。