日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』主要キャスト4人の座談会 神木隆之介は「太陽みたいな存在」
――この中で、玲央役の神木さんに会った方はいらっしゃいますか?
神木 杉咲さんは一度撮影現場に来てくれましたね。
杉咲 そうなんです。もう別人でした! 「鉄平どうしたの~!?」って感じで(笑)。
神木 ホストの役なので「花ちゃ~ん!」と、ちょっとチャラめに迎えてみました(笑)。
――斎藤さん、杉咲さん、土屋さんが演じる役柄について詳しく教えてください。
斎藤 鉄平の兄・進平は、その時代に起きたことや、それによって残ったもの背負いながら、端島に宿る何かを信じて生きている人物です。鉄平が島に帰ってきたことで、端島の明るさのワット数が上がって、僕だけではなく家族にも光が差し込まれていくグラデーションを大切に演じています。
杉咲 朝子は鉄平の幼馴染でもあり、ずっと密かに恋心を抱いていて、それを言葉にできないもどかしさも抱えている役どころです。
食堂の看板娘として忙しい日々を送る中で、美しいものを見つけると思わず立ち止まるような豊かな心を持っている人。端島には植物がなかったので、花はすごく貴重なものでしたが、なんとか集めた少ない花を職場に飾って大切に過ごしています。そんな感覚を自分の中でも持つため、私も実際に家で花を1輪活けて生活しています。