『アンネの日記』のアンネ・フランクがこの仕事を始めたきっかけです。【私のmono 後編:小林エリカさん】
小林さんの仕事デスクには、今まで手がけた作品が並んでいた。
この目に見えないものに興味が湧き始めたのは、ごく最近のことだという。
どうやったら紙の上で表現できるのか、それを探りながら描くことはとても楽しいと小林さん。
以前は、夜遅くまで仕事することも、土日に作業することも多かったというが、約2年前の出産を機にその生活は一変。
お子さまを保育園に預けるようになってからも、今の生活のリズムを掴むまでには約1年かかったという。
「10ヶ月くらいの時から入園できたんですが、保育園の先生方のありがたさを、本当に実感しています。
だいたい朝8時半〜9時くらいで保育園に連れて行き、お迎えに行く18時までが仕事の時間です。
もう、すぐに時間が過ぎていってしまいます(笑)。
やっぱり気持ちは焦りますね。時間の作り方も、まだわからないことがたくさんあって。
いつも時間が足りないと感じていて、もっともっとやりたいという気持ちもあります。
放射能の名付け親でもあるマリ・キュリーとか、子どもを2人も育てながらいったいどうやって研究を続けたんだろう、すごすぎる……とか考えたり。